鳥害がもたらす汚染と危険

死亡率の高い奇病

死亡率の高い奇病クリプトコックス症の原因とされるカビの一種がドバトの堆積糞の中で繁殖、大気中に拡散され人の呼吸器官を通して発病させているメカニズムが1990年8月に関西の某大学のT博士が解明した。

人に感染する病気

鳥と人との接触により感染するオウム病
これは風邪とよく似た症状になり重度になると肺炎に似た症状になる。
又、殆どの鳥が保菌していると言われるニューカッスル病、これは人が感染すると急性顆粒結膜炎の症状になる。トキソプラズマ症は妊婦がこの原虫の胎盤感染を受けると流産、出産しても生まれた子供に脳障害を生じることが多い。
他に結核に似た症状を起こすヒストプラズマ症。 手足のマヒ知能障害の後遺症を残す肺炎。
又、鳩の糞の抗原菌の吸入に依って肺疾患とかアレルギーを起こす事も有る。

人に感染する病気

一般の住居や、マンションなどで度重なる鳩の飛来は、鳩の執着性から営巣につながり、ひいては糞の堆積となるので、人に対して衛生上、好ましくない特に高齢者や乳幼児には危険である。
初期症状は激しい頭痛、めまい、嘔吐などが見られ中枢神経が侵されると、死亡率が高くなる。

鳥のもたらすウィルス(鳥インフルエンザ)

高熱に頭痛、筋肉痛とリンパ筋の腫れ、手足のマヒや意識障害など肺炎を疑わせるような症状の、西ナイルウィルスは1937年アフリカ東部のウガンダで発見された。ウィルスは鳥を宿主にして増え、鳥の血を吸った蚊が運び屋となり、他の鳥や人間を刺して広がるメカニズムが判明している。カラスすずめ、鶏から猛禽類渡り鳥まで多くの鳥が宿主となっている。50年代以降、ウィルスは中東、欧州、西アジアでも確認、殆どは渡り鳥の移動経路と一致する。アメリカではこの3年間で全米に拡散し、今年の患者は3,200人を超えている。なおこのウィルスは高齢者や乳児など免疫力の弱い人の場合、時に肺炎を発症して死亡する事がある。 又、近年鳥インフルエンザが猛威をふるっている。

鳥糞による汚染1

鳥糞は酸性が強い為、建物の壁面や屋根、工場の機械やプラント設備、倉庫の資材や製品、配送センターの商品などに付着すると素材にも依るが、一度ついた“しみ”は水の洗浄だけでは難しく、科学洗浄でなければ復旧しない事もあり、その除去は大変厄介で時には高額なコストが、必要となる事が多い。

鳥糞による汚染2

多く人の集まる電車のプラットホームや各種の野外競技場(競馬、競艇、球技場など)商店街アーケード、神社仏閣、病院、学校などでは落糞に依るトラブルの発生が多い。
衣服や頭髪に落とされると、異臭と汚れがおち難く大変不衛生である。

 

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